うるう年の仕組み・100年と400年ルール

「うるう年って4年に1回でしょ?」と思ってる人が大半。 だいたい合ってるけど、100年に1回はサボって、400年に1回はやっぱりやる という例外がある。 このページでは、その仕組みをまとめてるよ。

結論:3つのルールで決まる

うるう年(Leap Year)は、グレゴリオ暦で次の3つのルールで決まる:

  1. 4で割り切れる年はうるう年
  2. ただし100で割り切れる年は平年(うるう年でない)
  3. ただし400で割り切れる年はやっぱりうるう年

つまり:

  • 2024年:4で割り切れる → うるう年 ✓
  • 2100年:100で割り切れる → 平年(2/29なし)
  • 2000年:400で割り切れる → うるう年 ✓
  • 2400年:400で割り切れる → うるう年 ✓
  • 2500年:100で割り切れて400で割り切れない → 平年

ふだん意識する範囲(1901〜2099年)では「4年に1回」だけ覚えとけば大丈夫。100年単位の例外は次の世紀末まで関係ない。

なんでうるう年が必要?

地球が太陽を1周する時間(=1太陽年)は 約365.2422日。 365日ぴったりじゃなくて、約 0.2422日(約5時間49分)余る。

このズレを放置すると:

  • 1年で約 0.2422日ズレる
  • 100年で約 24.22日ズレる
  • 1000年で約 242日ズレる

数百年のうちに「夏至が冬」みたいになっちゃう。 それを防ぐために、何年かに一度1日(2/29)を足してリセットしてる。

4年に1回だけだとピッタリにならない

0.2422日 × 4年 ≈ 0.97日。 ほぼ1日だけど、ほんの少し足りない。

毎4年に1日足すと、1年あたり 0.25日 補正することになって、本物のズレ(0.2422日)よりちょっと多めに補正することに。100年で約 0.78日 余る計算。

100年ルールで微調整

そこで、100年に1回はうるう年をスキップ(2100年など)。 これで 0.78日 を引いて、ほぼ合うようにする。

ただし、これだと今度は補正不足になって、400年で約 0.13日 足りない。

400年ルールでさらに微調整

最後に 400年に1回は100年ルールを無効化 して、うるう年を入れる(2000年、2400年)。 これでグレゴリオ暦は400年で 約 3時間 しかズレない、けっこうな精度になる。

過去の暦の話

ユリウス暦(BC45〜)

ユリウス・カエサル(シーザー)が作った暦。「4年に1回うるう年」のシンプルなルールだけ。 1年が0.0078日多めにカウントされるので、1500年くらいで10日ぐらいズレた。

グレゴリオ暦(1582〜)

ローマ教皇グレゴリウス13世が改暦。 それまでのユリウス暦から 10日進めて リセットして、100年・400年ルールを入れた。 1582年10月4日(木)の翌日が10月15日(金)になるという、歴史上唯一「存在しない10日間」が生まれた。

日本の改暦

日本は明治5年(1872年)12月3日を 明治6年(1873年)1月1日 にしてグレゴリオ暦に切り替えた。 当時は経済的事情(暦を変えると役所の給料を月給制にできて1ヶ月分節約できた)もあったらしい。

2/29 生まれの人はどうなる?

うるう年に生まれた人は4年に1回しか誕生日がない、みたいな話がよく出るけど、法律的には:

  • 民法・年齢計算ニ関スル法律により、誕生日の前日24時に年齢が1つ増える
  • 平年は2/28の24時(=3/1の0時)に1歳加算
  • うるう年は2/29の24時(=3/1の0時)に1歳加算

ということで、ちゃんと毎年1歳ずつ年を取れる仕組みになってる。 お祝いとして「2/29が来るのは4年に1回」という遊びとして楽しまれてる。

直近のうるう年と次のうるう年

うるう年?
2024
2025 -
2026 -
2027 -
2028
2032
2100 - (100年ルール)
2400 ✓ (400年ルール)

まとめ

  • 4年に1回うるう年(2/29あり)
  • 100で割り切れる年は平年(例外)
  • 400で割り切れる年はうるう年(例外の例外)
  • 地球が太陽を1周する時間が365日ぴったりじゃないから必要
  • グレゴリオ暦は400年で3時間しかズレない高精度な暦

期間計算ツール で、うるう年を含む期間の年月日換算もできるよ。